マンゴー農園の風景
今回ご紹介するマンゴー畑は豊見城市保栄茂の當銘さんのマンゴー農園です。豊見城市はマンゴー生産がさかんな地域で、あちこちでビニールハウスを見る事ができます。だいたい3月頃から小さい実がなり、5月頃に実がある程度大きくなってくると、紐で枝を結び落下を防ぎます。そして傷が着かないよう紙で実をくるむ作業に入ります。
そして6、7月頃第一期の収穫が始まり出荷されます。當間さんから話を聞いたところ「今年(2005年)は、実の状態が思わしくない。」との事です。例年では今頃実も約6cmぐらいになるところだが、実が2,3cmくらいの物が殆どで、また実の中に種が入っていない物もあるそうです。今年は例年と比べ約20%くらいの出来ではないかと予想されています。
この実が小さいのは受粉がうまくいかず種が中に入っていない物で殆ど成長せず、この大きさの状態のままだそうです。写真は蜂の巣なんですが、蜂も昨年の天候や他の虫によりやられたそうなんですが、巣箱だけで蜂の姿はありません。
また来年には大きな実がなる事を期待しましょう。今年は例年より数が少なくなりそうですね。それだけ貴重なマンゴーになりそうです。値段も例年よりは少し高めになりそうです。
當間さん宅のビニールハウスはかなり大きく、ハウスも約7,8つぐらいあり、毎年この時期になると大忙しだそうです。暑い中さらにビニールハウスの中での作業なので大変ですね。甘くて美味しいマンゴーを皆様に届ける為、暑さにも負けず日々頑張ってるんですね。
私がマンゴーの写真を撮っていると當銘さんが、「大きな実が沢山あればねー。木の前で写真をとっても良かったのにねー。」とつぶやいていましたが、本当に今年は不作のようですね。
来年は大きな実のなる木にするように、今年は木を少し休ませておく。という事です。来年に期待しましょう!!
マンゴーの栽培
マンゴーの適温は24〜27度と言われています。また、37度以上になると高温障害が発生する。と言われています。土壌の種類は特に選ばず、できれば排水の良いところに適している。と言われています。今回ご紹介したマンゴーはアップルマンゴーで時期は7〜8月頃で、キーツマンゴーが8月〜9月頃が収穫時期となります。キーツマンゴーはアップルマンゴーに比べ実も大きく数も少ない為値段も少々高めです。 最後に、當銘さん貴重なお時間を頂き誠に有難う御座いました。来年は甘くて美味しいマンゴーが出来る事を楽しみにしています。
パイナップル農園の風景
今回ご紹介するパイナップル畑は本島北部の石嶺さん宅の農園です。毎年パイナップルの時期になるとお世話になっていますが、石嶺さん宅のパイナップルは、とにかく実が大きいし甘さも十分あり、よく黄色いパイナップルを見かけますが、この時期(7、8頃)のパイナップルは緑色でも十分熟し、逆に黄色いパイナップルは熟しすぎの物なんです。パイナップルの出荷のピークは、ハウスパインが7月、路地パインが7月〜9月頃だと言われています。沖縄ではハウス栽培により殆ど年中パイナップルを収穫する事ができます。通常は山の斜面などで栽培され、だいたいお盆(7、8月)頃に第一期が収穫され市場等で出回ります。
毎年夏になると、一日に1トントラックの2回分くらいを家族全員で収穫しています。これを家のトラックに一個づず手渡しで積み上げていきます。そのお盆頃に、多い時では前日から収穫されたパイナップルを1日で3トンくらいを持ち帰る事もありました。 パイナップルには白い粉があり、手渡す際に鼻に入りクシャミが止まらなかったり、また小さいトゲがあり手のひらにチクチク、しかも暑い中トラック荷台の中で暑くて、もうー、大変な作業ですよ!!しかし、それよりもあの陽射しの強い夏場、太陽の暑さと地面から反射した熱による暑さの中、一日中畑で作業をされている農家の方は本当に偉い!!ですね。 農家の方のそんな頑張りがあって、あんなに甘くて美味しいパイナップルが出きるんだ。と本当に感じます。私が積む作業を終えてヘトヘトになっている中、農家の方は笑顔で本当!タフ!ですよ。
そんな美味しいパイナップルを栽培するために、様々な工夫も行われています。右写真のようにパイナップルの日焼け防止です。実は、夏の強い日差しを当たり続けると、パイナップルは果実が日焼けをし食べられなくなってしまうそうです。 そのため、紙で包んだりネットをかぶせたりして、直接太陽が当たり過ぎないように、日焼け対策を行います。また、このネットが”カラス”や”イノシシ”からの防御する役目もあるそうです。 甘いパイナップルを狙って、カラスやイノシシが畑を荒らす事が多いそうです。本当に農家の方のこういった大変な作業があって、甘くて美味しいパイナップルが出来るんですねー。最後に、パイナップルは植え付けを行う時期によって、実を収穫する時期も変わります。春植、夏植を組み合わせて生産を行うので、計画的に栽培する事が出来るフルーツと言われています。
タンカン農園の風景や生産者のご紹介
タンカン(たんかん)の見た目は温州ミカンのようにスベスベではなくボコボコしていて、正直タンカン(たんかん)の見た目は良いとは言えませんが、そのヤナカーギー(見た目が悪い)の方が美味しいと言われています。タンカン(たんかん)は冬の沖縄では人気のある果物の1つです。
タンカン生産者の比嘉さんです
当店で販売するタンカンの生産者、比嘉さんです!伊豆見の方で、昔からタンカンを作りベテラン選手です!他シークヮーサーも栽培しています。スタッフ全員で初出荷の際に今年のタンカンを味見させて頂きました。と〜っても甘〜く、果汁も多い、当店も満足いくタンカンをお客様へお届けできたと思います。これからも農家の方が一所懸命作った沖縄県産のタンカンを全国各地へご紹介させて頂きます。タンカンは当店も昔から扱っている商品の一つで、自信を持って!お届けします。是非、冬の人気果物タンカンをお試し下さい。比嘉さん今回は本当に有難う御座いました。これからも美味しいタンカンを楽しみにしています。
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